和楽器は「道」~推しは勝ちました(笑)~
エマージェンザというインディーズ・バンドの戦いに参戦。
見るだけやけどね。6時間の長丁場。
会場を埋め尽くすのは夢を追う若者とアングラ・ミュージシャン、
オタクのおっさん、and ミーって感じ(笑)
子供期のビートルズに始まり、クラシック→ジャズ→ラテンと
歌謡曲は無論、JPOPもパンクもメタルもご縁がない中で、
頭を振りまくる若者、楽器を抱えたまま回転するベース、
舌を出してドラムをブッ叩く上半身裸の男・・・
尖りまくってる若者に揉まれて、触発されました(笑)
髪の毛、パステルグリーンとかね。どんな仕事してんのかね。
それは兎も角、和のアップデート★TRAinovation勝ちました。
他のバンドも良かったし、ライブ行ってみたいと思うけど、
トライノは歌もMCもなくひたすら演奏するインストバンドで、
そのひたむきさと品で抜きん出てた。舌を出したり、
思いを叫び散らかす事もなく、ひたすら楽器に向き合う。
篠笛、尺八、三味線、和太鼓、チャッパ・・・色々あるけど、
全員が和太鼓出身で、おそらく子供の時からやってる。
こうなるともう「道」に入ってくるのよね。
茶道、剣道とかの「道」。
楽器は楽器なんだけど、楽器じゃない。モノじゃないんです。
この「道」で筋が一本通ってる。
だから音楽としては、ビックリするほどチャラいけど、
全員が「道」であり、職人なので圧倒される。
日本は敗戦後、パン食、肉食に始まり、テレビ、映画、音楽、
西欧のモノを受け入れ、取り入れて、ある意味
その方が優れていること、素敵な事だと洗脳されてきたけど、
「道」はどうだろうか?
「道」を感じたり、理解できる日本人ももう少ないのではないか?
農耕民族のタテノリはダサいですかね?
私は是非、世界に出て、ノリが良くてチャラいだけではない、
「道」で培われた職人技を見せつけてきてもらいたい。
私も筝、剣道、茶道の「道」の人なんで(笑)
皆さん、子孫には和太鼓を習わせましょう。