【日本人に生まれてよかった】箏(こと・琴)のこと ~13の弦~ 演奏動画付き
和楽器のメジャーなお箏は13弦。13本の糸があり、それぞれに箏柱を立てて、
音を調整します。
身体から一番遠い方から数字の一、二、三、四、五、六、七、八、九、十です。
その後、11番目を斗(と)、12番目を為(い)、13番目を巾(巾)と呼びます。
最近では洋楽に合うドレミ音階を13本の弦に当てはめることが多いようですが、
古くからは、一と五は同じ音、もしくは一は五のオクターブ下。
二と七、三と八、四と九、五と十、六と斗がそれぞれオクターブの関係、
七と為、八と巾がそれぞれオクターブになるので、
一と五と十、二と七と為、三と八と巾で3オクターブを作ることができます。
私のような古式ゆかしい奏者(笑)はオクターブを利用した、
合わせ爪や掻き爪と言った奏法に慣れているので、
ドレミ音階より上記の音の並びを好む部分があります。
ミニ箏での演奏になりますが、上記の調弦で古典奏法多用の曲をお楽しみください。